社会人にオススメ!
ビジネスカジュアルの基本とスラックス選びのコツ
社会人ともなれば、社内やお客さま、営業先に信頼されるような服装が求められるようになりますよね。
これまではスーツが一般的でしたが、近年ではビジネスカジュアルという「ある程度自由度が高い服装」を許可する企業も多くなってきました。
そんな中で、
そもそもビジネスカジュアルってなんやねん?
適切なビジネスカジュアルが分からへん。
と思っている人も多いのではないでしょうか?
この記事を見れば、ビジネスカジュアルの知識が身に付き、就活中の人や転職で初めて挑戦する人でも社風に合った品格のある好印象な着こなしが出来るようになります。
ビジネスカジュアルを理解して、まわりから信頼されるような落ち着きのあるカッコいい社会人を目指してみませんか?
ビジネスにおける3つの装い
ビジネスと言えば「スーツスタイル」、そして近年人気の「ビジネスカジュアル」、さらに自由度の高いものに「オフィスカジュアル」があります。
しかし一般的なスーツとビジネスカジュアル、オフィスカジュアルそれぞれの違いを知らない人は意外と多いんです。
まずはこれら3つの違いを把握し、オフィスカジュアルに必要なものが何かを理解していきましょう。
ビジネススーツを着用するスタイル。このビジネススーツは上下揃いで着用した際に最も美しいスタイルになるように作られています。
光沢・ツヤ感のある生地、肩パッドから感じられるカッチリとした雰囲気は、ビジネスの場に適したスマートな見た目にしてくれます。
品よく見える点やファッションとしての自由度の低さは、学生さんの「制服」と同じような位置づけですね。
ビジネスカジュアルとは
ビジネスカジュアルとは「企業の訪問や来客、会議にも適したカジュアルな服装」のことを言います。
簡潔に言うと、ジャケパンスタイルのことです。襟付きシャツにネクタイとジャケット、パンツはスラックスやチノパンに足元は革靴といったスタイルが一般的です。
スーツのような品格の良さはそのままに、少しだけファッションとしてオシャレを楽しめる要素が含まれます。
ビジネスカジュアルについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
ビジネスカジュアルの
スラックスの選び方
5つのポイント
オフィスカジュアルとは
オフィスカジュアルとは「私服通勤やデスクワーク時に適したカジュアルな服装」です。
オフィスカジュアルはビジネスカジュアルよりもカジュアル感が強くなるため、ポロシャツやスニーカー、リュックといったビジネスカジュアルよりもラフなアイテムが使用可能です。
私服通勤の会社やIT系のような服装規定やドレスコードがない会社に多く見られますが、最低限の清潔感は意識したほうが社会人としての信頼が損なわれないのでおすすめです。
最近トレンドのセットアップスタイルだと、品の良さや清潔感を損なわずにファッションを楽しめますよ。
その他私服通勤
上記3つが基本的なビジネスシーンでの服装ですが、私服通勤で服装に特に規定がない企業もあります。パーカーやジーンズといったカジュアルアイテムも許容されるので、オシャレの幅がぐっと広がります。
しかし、私服にあまり自信がない場合、会社に着ていく服となるとさらにどうしていいのかわからなくて悩むケースも多いです。
そのような場合は「スラックス」を軸に服装をチョイスすると、好印象な社会人の雰囲気を簡単に作りやすいですよ!
このようなシンプルなスラックスが1本あることで多くのメリットがあるんです。
私服の自由な雰囲気にも上手に馴染む
上品さがあるので無難かつ好印象
急な来客や出張でもジャケットを合わせるだけで対応できる
清潔感、上品さに長けたパンツなので「オシャレとかはよくわからないけれど、無難にセンス良くみせたい」という人に特にオススメ!
無地のTシャツやシャツ、ニットなど比較的何とでも合わせられるので通年使えるのも助かります。
写真のスラックスは、私服通勤や休日にも使えるスラックスです。
ビジネスカジュアルの春夏秋冬の定番スタイル
就職活動中の学生や転職活動中の社会人の中には、企業セミナーや面接時に「ビジネスカジュアルで」と服装に指定があることもありますよね。
どんな服装をしたら良いか分からない
季節ごとにどうコーディネートしたら良いか分からない
仕事における悩みや不安が多いのにも関わらず、服装にまで悩まされるのはなかなかしんどいものです。
そのような時に困らないよう、季節ごとのビジネスカジュアル定番スタイルをご紹介していきます!
春のビジネスカジュアル
春はまだ、肌寒く感じる日も多いですよね。
特に3月~4月中旬までは朝晩冷えるのでジャケットを羽織り、寒さ対策をしましょう。
5月に入ると気温も高くなり、ジャケットが暑く感じることもあるかもしれません。そういう場合には、吸水性や清涼感に優れている麻やリネン素材のジャケットを着用すると、春のジャケパンスタイルを楽しむことができます!
また春はシャツやネクタイに水色やピンク、イエローなどの明るい色を合わせると季節感がプラスされるのでオススメですよ。
夏のビジネスカジュアル
夏は「クールビズ」を取り入れる企業が多く見られます。
基本的に、ジャケットやネクタイを着用しないのでカジュアル感が増しがちですが、ビジネスカジュアルはビジネスシーンに適した服装でなければいけないので、カジュアル感が強すぎて違和感があるようでは失礼にあたります。
カジュアル感を抑えるためにも、襟付きシャツ・スラックス・革靴の3つをコーディネートの際には取り入れるように心がけましょう。
なぜなら襟付きのシャツはキチンとした雰囲気を出し、スラックスは上品さを演出し、革靴はキレイめ感を出すことができるからです。
また6月1日から9月30日は「スーパークールビズ期間」とされ、職場によってはポロシャツでもOKとなります。
襟付きのシャツなので、同じくスラックスや革靴との組み合わせによって、品良くまとめることができます。
以上3つのポイントを押さえて、夏でも上品な大人の印象をつくりましょう。
クールビズ期間のビジネスカジュアルについて、こちらの記事で詳しく解説していますよ。
クールビズのスラックスとは?
秋のビジネスカジュアル
9月~10月になると、朝晩だけでなく日中も寒く感じる日が多くなりますよね。
ジャケットはウールやツイード生地のものを選ぶと、暖かさはもちろん重厚感や上品さが演出されるので落ち着きのあるスマートな男性の印象になります。
ネクタイやセーター等の色は黒やネイビー、ボルドーなどの濃い色を取り入れると全体のバランスが引き締まり、また季節感も出てGOOD。
11月にもなると寒さが増してくるので、気温の変化にも対応出来るようカーディガンやセーターの着用をオススメします!(次項参照)
冬のビジネスカジュアル
防寒ニット
スーツスタイルでは推奨されないカラーニットでの防寒コーデは、ビジネスカジュアルでならOK!
シンプルながらも存在感のある印象にできる点、合わせやすさを考えると無地のニットが良いですね。
防寒コート
12~2月になると、最低気温がマイナスを計測するくらい寒い日が続きます。
秋同様、寒さ対策としてカーディガンやセーターを合わせる着こなしは必須です。加えて、ジャケットの上からさらにコートが必要になってきます。
コートの着丈はお尻が隠れる程度に長いとキレイなシルエットがつくられ、大人の色気が醸し出されるのでオススメです!
色は同系色でまとめた、「ワントーンコーデ」がおしゃれで、落ち着いた色が良いです。
スラックスは通年使える便利なアイテム
ここまで見てきて、お気づきかと思いますが、ビジネスカジュアルにおいては、グレー、ベージュ、ネイビーが、季節を問わずマストカラー。
まず、グレーの色味が柔らかな印象にしてくれるので、第一印象が重要なビジネスにおいて重宝するカラー。
濃色のジャケット、白いシャツなど合わせるアイテムを選ばない汎用性の高さから、毎日使いにも向いていますね。
ネイビーは清潔感と誠実感を印象付ける、良カラー。
ベージュは、優しい色合いが印象的な、リラックスカラー。
良いものを身に着けたいという方には、国産という高品質さを選択して、カラーを引き立てていただきたいです。
ビジカジはどんなスラックスならセーフなのか
近年ではIT系やエンジニアだけでなく、市役所など幅広い職場においてチノパンやカーゴパンツ、デニムパンツに至るまでカジュアルアイテムの着用が認められている場合があります。
このようにビジネスカジュアルの定義は曖昧であること、会社の社風によってルールが違うこともふまえて、セーフな服は職場の雰囲気や先輩の服装を参考にするのが一番です。
しかし共通して大事なことは、様々なビジネスシーンに適した服かどうかです。
基本姿勢:相手に不快感を与えず、信頼してもらえる身なりを心がける
判断基準:来客対応にふさわしい身なりにできるかどうか
取引先への挨拶、この服装でもええんやろか
大事なお客様との打ち合わせ、この服装で失礼ないやろか
朝、会社に着て行く服を選ぶ時、その日会う人達に自分はどんな印象を持たれたいのかを忘れないようにしましょう。
ボトムスアイテムごとの一般的な基準について説明しますので、会社の規定と合わせてチェックしてみてくださいね。
スラックス
スラックスの語源は「slack(スラック)」から来ており、「ゆるい」という意味です。
スラックスはスーツと比べ生地が柔らかく伸縮性もあり、ゆったりしたパンツなのでスーツよりもカジュアルに着用することができます。
スーツスタイルほど堅い印象にならず、ゆるさが合わさることで程よい親近感も生まれるのでビジネスカジュアルに最適なパンツ。
企業訪問や来客、会議や研修など様々なビジネスシーンで使えるのは嬉しいですよね。新社会人の人や、ビジカジが初めての人は持っていると便利!
チノパン
普段着でも馴染みのあるチノパンですが、ビジネスシーンでの着用ということを念頭に置いて、ベージュかブラックを選ぶのが良いです。
スラックスなどに比べてカジュアル感があるので、親近感を持ちやすいですね。
取り入れる際はだらしなくないように着用し、周囲にも着用しても問題ないか確認するのが無難です。
ビジネスカジュアル向けなスラックスの選び方
ビジネスカジュアルの基本が分かったところで、実践のために必要なスラックスの選び方のポイントを紹介します。
ポイントは「サイズ感」「デザイン」「素材」の3つをおさえること。それぞれのポイントについて細かく見ていきましょう!
幅と丈が長すぎたり太すぎると、スタイルが悪く見えてだらしない印象になります。
逆に細すぎたり短すぎると、窮屈感やプライベート感が出てしまうのでビジネスの場に適しません。
ビジネスの場において、相手に良い印象を持たれることは重要なのでパンツのサイズ感には細心の注意を払ってくださいね。
素材
ビジネスカジュアルで着用されるパンツは一般的に、ウール素材のスラックスと綿素材のチノパンが多いです。
ウール素材は、保温性に優れているので冬は暖かく、吸湿性、疎水性があるので夏はベタつかず涼しいなど、年間通して古より衣料品の素材として親しまれています。
また生地が柔らかく肌触りや着心地が良いので、仕事中もリラックスして穿くことができます。
綿素材は、丈夫で破れにくく目の詰まったものであれば風も通しにくいです。吸水性が高いことから、夏場は不快な汗を吸収してくれたり、綿花を原料としていることから肌に優しいことでも知られています。
綿素材はカジュアル感が強いので、慣れないうちは光沢やツヤ感がカッチリとした印象にしてくれるウール素材のスラックスを選ぶことをオススメします!
まとめ
●ビジネスシーンでは「スーツ」「ビジネスカジュアル」「オフィスカジュアル」が基本
●ビジカジのマストアイテムは「スラックス」
●来客、訪問先、社内規定を加味した上で信頼される服装を心がける
●ビジネスカジュアル向けのスラックスがある
いかがでしたか?
ビジネスカジュアルの基準や定義について、参考にして頂けましたら幸いです。
ビジネスの場に適したビジカジの着こなしをして、信頼されるカッコイイ大人の男になりましょう!
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。