ピッティ ウオモ 97 速報
2020-2021秋冬の装いは「エフォートレス」がキーワードに!
イタリア フィレンツェにて開催されるメンズファッション市 ピッティウオモ に出展いたしました。
今回で12回目の出展となるエミネントが誇る海外戦略ブランド「越前屋(Echizenya)」。
ブランドディレクターである後藤より届きました、最新動向をご紹介します。
Echizenya stand
年2回、イタリア・フィレンツェで開催されるメンズファッションの世界最大級の展示会が、ピッティ・イマジネ・ウォモ。毎回、世界各国から一流店のバイヤーやメディア関係者らが訪れ、総来場者数は毎回平均3万人を超える。前回同様、猛者の集まるcentrale館にブースを出すことが出来ました。centraleとはイタリア語で「中央の」という意味。その名の通り、世界の注目ブランドが軒を連ねています。イタリアの名立たる”ファクトリーブランド”が集まるこの舞台で、ピッティウオモを盛り上げる一社となれたのか。ファクトリーアパレルとして世界に羽ばたいたエミネントとしては、前回にも増して意味を持つ今回。さまざまな人たちに巡り合うことが出来ました。
今回の会場テーマは「SHOW YOUR FLAGS AT PITTI」。FLAGS(旗)を選択した理由について、大会総裁のアゴスティーノ・ポレット氏は「それは決して無言ではない。常に何かを語っている」という。そのうえで、衣服との共通性を「アイデンティティー、帰属、思考、感情のモバイルシンボルであること」に見いだしている。1203ものブランドが参加した会場中央の広場には、旗をイメージさせる無数のラインが張られ、スピーカーからは、旗を掲げた行進を想起させるマーチ音楽が流された。
来季の秋冬は肩の力を抜いて、ほどよいカジュアルスタイルを目指したい!
主要ブランドの展示やファッショニスタたちから、トレンドはラグジュアリーストリート一辺倒の流れが薄まりつつあると読み取れます。ウールのオーバーサイズコートを着用しているコーディネートが増え、2020年代からはエフォートレスなクラシック方向に少し流れが傾き始めたのではないかと感じました。ボトムスは依然としてスニーカーでハズすスタイルが浸透してきたように、パンツでもミックススタイルはキーになります。
Clásico × 〇〇〇
パンツが活躍するフィールドは多岐に渡ります。デザイン、実用性、技術の3要素を一つの形にし、マーケットにあったものづくりをしているのがECHIZENYA。ディレクター後藤がクラシコイタリアの中心で表現したのは、クラシコの解釈をクロスオーバーさせたコレクションでした。
Drawstring Pants ドローストリングパンツ
アンダーステートメント=静かなる主張
抑制の効いた控えめな表現が、かえって効果的な印象を与えます。素材の妙やディテール使いで、ドレスダウンしたパンツスタイルを表現しています。
Patterned
この秋冬は、柄ものが多くのブランドから提案されていました。もちろんECHIZENYAでも。1番人気は、落ち着いた雰囲気のシェファードチェック。無地アイテムのコーディネートが増えがちな冬のスタイルにこんなチェックを加えたら新鮮な装いに変化させることが出来ます。2020年もまだチェックの流れは続きそうです。
Heritage Pants
来季注目のヘリテージムード。ボリュームシルエットのスタイリングは、ラグランスリーブのコートであったりが象徴的ですが、アウトドアアイテムとミックスしたスタイリングがピッティウオモでも席巻。アウトドア・ユーティリティーコンセプトのシェルパーカーは着丈短めのオーバーサイズシルエットが特徴。ボトムスは、裾に向かって落ちるドレープ性のあるワイドパンツに注目が集まりました。
越前屋フレンズ!Special Thanks!
FILA – Special Thanks!
台湾のセレクトショップの雄「OAK ROOM」。
越前屋
国内展開のCalzoniコレクションをベースにした海外戦略ブランド「越前屋(Echizenya)」。
海外においてもメンズスタイルのキーアイテムとしての注目されるスラックス。その中で、独自に開発したこだわりの素材を採用し、国内随一の自社ファクトリーの匠の技で仕立てた 「越前屋(Echizenya)」 ブランドは、世界を知るバイヤーたちから高い評価を得ており、北米、ヨーロッパ、アジアのトップクラスのセレクトショップへ展開を広げ、多くのファンに支持されています。